息子の大好物のホットケーキを小さめに焼いて、4つ重ねて…生クリームを…
塗りたくって…いちごを…添えました。
ひどすぎるこの見た目、いちおう誕生日ケーキのつもりです…。
すまん、息子…。
見えていない部分は、もっとひどい…。
塗ることさえ投げ出してしまいました。
すみません、母、連日体調不調です…!!これで勘弁してくれ〜!
こんなことなら普通にメープルシロップをかけた方がまだましだった気もする…。
当たり前ですが、息子は完食不可でした。
途中までとても楽しそうに食べていたので、まあいいか…。
来年は頑張ろう…。もうちょっと、うーん、きれいに塗れるくらいには…。
ということで、息子も無事に2歳になりました。
連日の思い出話で申し訳ございませんが、もう少々感傷に浸らせてください。
2年前、生まれたばかりの息子は、とても小さいのに手足をばたつかせ、
大きな大きな産声を上げてくれました。796gでした。
NICUで処置を受ける必要があるため、一瞬しか会えませんでしたが、
生まれる前の不安なんて、あっという間に吹き飛ばしてしまうくらい
とっても元気で、生命力にあふれていて、ものすごくいとおしかったです。
息子が生まれてからは、早く退院して一緒に暮らせるように、
少しでもいいから大きくなってくれるように、できることはなんでもやりました。
ふらふらになりながら痛むお腹を押さえつけ乳首が切れそうになるくらい搾乳し、
退院してからも、毎日面会に行き、母乳を届け、いい母乳のために食生活も気をつけて、
そんなことしかできなかったけれど、 医師たちを信じて、なによりも息子を信じて、
前だけを向いて、とにかく必死でした。
前だけ向いて突っ走っていた毎日でしたが、
ずっと蓋をしていた負の感情が爆発し、保育器の前で泣き崩れてしまったことがありました。
泣きながら保育器の中を覗くと、息子は、管だらけの体で小さく息をし、
一生懸命手足を動かしながら、うっすらと目を開けてくれたのです。
その姿は、泣かないで!心配しないで!大丈夫だよ!って
私に伝えてくれているかのようでした。
こんなに辛い思いをさせてしまっているのに、この子は必死に頑張ってくれている。
大きくなろうとして、毎日生きてくれている。
こんなことで泣いてちゃダメだ、一緒にいるときくらい笑って過ごさなきゃ、
そう切り替えて、より一層前を向くことができたのです。
そして、およそ3ヶ月の入院を経て、無事に退院となりました。
入院中もその後も、現在まで何の問題もなく順調に成長してくれて、
私の心配や不安なんて軽々と超えてしまうくらい元気な息子を、心から誇らしく思います。
日々の忙しさやゆとりのなさで、ついつい忘れてしまいそうになるのですが、
一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったり、食べたり、寝たり、抱っこをしたり、
平和な毎日を送れるのは、息子が元気でいてくれるからなのですよね。
お誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて、大きくなってくれて、ありがとう。