朝起きて、あまりの寝具の心地よさに天国なのかと思いました。
シモンズベッド、ほしいよー…。
前日飲み過ぎて結構厳しかったのですが、わたしゃ朝ごはんを食べるのです。
なんといっても、ここのホテルはおいしいホテル朝食ランキング全国3位だとのことで。
それもあって、ここのホテルに泊まることにしたのだけれど。
朝食もかなりの品数があって、とてもよかったです。
おきた段階で満腹だったのですが、無理矢理食べます、全国3位ですから。
1分1秒でもこのリュクスな部屋で過ごしたいのと、雨が降っているのと、
チェックアウトが12時だったのと、シモンズベッドが快適すぎるので、
結局12時ぎりぎりまでホテルで寝てすごしました。
あー、もう、ずっとここですごしたい!すごさせてほしい!!帰りたくない!!
お部屋にあるマグ、これさえ素敵。最高のホテルでしたよ日航金沢。
前日にほぼ観光を終えてしまったので、どこに行こうか迷って、
またタレルの部屋に来てしまいました…。
雨が降ると、なんと床が鏡のようになるのです。
いやー、雪が降ったらどうなるんだろう。
いろいろな表情がありすぎて、離れがたい!!
のですが、雨の中武家屋敷の辺りをうろうろ散歩して、気になっていたひらみぱんへ。
お茶だけ、と思ったのですが。
やっぱりそこに、食べ物があると食べてしまうのです。
やさしいスープとパンのセット、すごいおいしかったです。
パンがふっかふかでした。夫が食べていたスコーンもおいしかったです。
並びの古本屋さんも、すごく雰囲気がよかったのでいきたかったのですが、
時間がないのでまた今度。
この後、コラボンという雑貨屋さんと、金沢桐工芸の岩本清商店へ
それぞれ欲しかったものを買いに行ってきました。
金沢はお店もかわいいなぁ。いいなぁ。
九谷焼の工房とかも行けたらよかったのですが。
あー九谷焼き、ちょぼっと書かれた絵がかわいいのよね。
雨の日曜日の夕方の近江町市場ってどんなかんじかなーと、
チラッとのぞきに行ったら、前日は行列で入れなかったもりもり寿司が
なんと空いている!!た、食べないといかん!!!
と、少しだけお寿司を堪能しました。
ぶり3貫盛り。うわさに違わぬネタの分厚さです。
しょうゆも甘くておいしいー。これ欲しいなー。
このあと、金沢駅にもどってお土産を購入し、バスに乗って小松空港まで行って、
あっという間の金沢旅行も楽しく終了しました。
ということでさらっと終わりたいところですが、ここからが不幸の始まりです。
なんと、東京上空が悪天候のため、乗っていた飛行機が羽田に着陸できず、
あっちこっちの上空で旋回し続けることに…。
しかも、同じく着陸できない飛行機が空港上空に30~40機いるとか、
燃料がそろそろ切れそうなので、このままだと名古屋まで行くことになるとか、
とにかく不安になることばかりがアナウンスされ…。
本当に、先の見えない恐怖でどんどん気分が落ち込みました。
その後、なんとか羽田に着陸ができることになったのですが、まあ、ゆれるゆれる!!
着陸までの約15分、このまま飛行機が落っこちちゃうんじゃないかというほど、横へ縦へと揺れ続け、まさにに地獄。
なんというか、スペースマウンテンに縛り付けられて強制的に20周回らせられる拷問みたいな、そんな感じでした。
夫は倒れる寸前、私も目が回って吐き気が限界、ああ、死にそうだよ!!
拷問も終わり、無事になんとか着陸したものの、飛行機を降りてゲートまでバスで移動することになり…。
この時点で、すでに23時近く。
ああ、明日会社だよ…。
ふらふらのまま、羽田からやっとの思いで家につき、とりあえず次の日に備えて寝ました。
が、午前3時、猛烈なめまいと吐き気で目が覚め
そこから、寒気と嘔吐と下痢に襲われ、恐怖の急性胃腸炎の始まりました…。
今となっては何が原因だったのか不明なのですが、その頃の私は
「きっと食べ過ぎたせいだ!食べ過ぎで旅行の次の日休むなんて恥ずかしい!」と思いこみ、ふらふらの体で無理矢理会社に…。
それが体調を悪化させることになり、
約1週間、固形物を食べるとやってくる吐き気と胃痛と戦いながら、ぎりぎり生きておりました…。
あの時おとなしく寝ておけば…。
金沢のことを思い出すと、飛行機と胃腸炎の強烈な思い出がフラッシュバックし、思い出すのが嫌で嫌でたまらなかったのですが、ははは。
体調が戻った今は、写真を見ては「あー、たのしかったなー!!」と
思えるようになってきました。
ということで、最後は悲惨でしたが、金沢自体は本当にたのしくて、
(私が無理して体調を壊すくらい)とてもすてきな街でした。
今度は忍者寺も行きたいし、カフェとかもいろいろまわりたいし、
能登のあたりも行ってみたいなー。
次は新幹線で行き、腹八分目を心がけ、無理せずゆったりと楽しみたいと思います。
飛行機は当分乗りたくないです…。